石垣島の大きさが気になる!地理の特徴やおすすめの旅行プランを紹介
観光を楽しむ際に、どこを観光するかを決める上でサイズ感を知っておくことが重要です。多くの観光スポットを訪問したくても、距離感を掴んでいないと計画通り進められないものです!
石垣島は離島であり、車で一周することができるものの、どの程度の大きさかを理解しておく必要があります。では、具体的に石垣島はどの程度のサイズ感なのでしょうか?
本記事では、石垣島の大きさに関する情報をお届けしますので、観光スケジュールを立てる上でぜひ参考にしてください!また、石垣島の地図に関しては以下の記事でも詳しく解説しています。
石垣島の位置
石垣島は、日本列島の最南西端に存在する離島です。沖縄本島からも400㎞程度離れており、東京からは2,000㎞程度離れた距離に位置する国境の島として知られています。
アジアとの結節点となる位置にあって、石垣島から台湾までの距離は270㎞程度と近距離であることで有名です。沖縄本土から宮古諸島をまたいでさらに南西にある八重山諸島と呼ばれる島々の1つといううち付けとなっていま増す。
なお、宮古諸島と八重山諸島をまとめて先島諸島と呼ぶケースも多いです。
石垣島は意外と大きい!
石垣島を観光される方の感想として、「意外と広くて大きな島だった!」と言われる場合が多いです。どうしても、離島と聞くとサイズ感が分からず小さく見えてしまいがちですが、実際には大きな島なのです!
石垣島は、沖縄県の中でも沖縄本島と西表島に次いで、以下のように3番目に大きい島となります。
順位 | 島名 | 面積 |
1 | 沖縄本島 | 1,207平方キロメートル |
2 | 西表島 | 289.6平方キロメートル |
3 | 石垣島 | 222.2平方キロメートル |
4 | 宮古島 | 158.9平方キロメートル |
5 | 久米島 | 59.5平方キロメートル |
石垣島の面積は222.2平方キロメートルであり、島の主要部は概ね五角形で北東端から北東方向にかけて、細長く野底半島や平久保半島が突き出ています。
…具体的なサイズと東京・大阪とのサイズ比較、沖縄の各離島のサイズを紹介
石垣島の地理の特徴
石垣島の大きさを把握するうえで、石垣島の地理的な特徴を知っておくことも重要です。石垣島の地理的な特徴として、以下のような点が挙げられます。
- 沖縄の離島としては珍しく山がある
- サンゴに囲まれている
- 各所にビーチが点在している
- 人口の85%は市街地に集中
- 南部平野部ではサトウキビ畑が広がっている
各特徴について、詳しく解説します。
沖縄の離島としては珍しく山がある
石垣島は、沖縄の離島としては珍しく高い山が点在しています。八重山諸島で標高の高い山として、以下が有名です。
順位 | 名称 | 高さ | 所在地 |
1 | 於茂登岳 | 526メートル | 石垣島 |
2 | 与那覇岳 | 503メートル | 国頭村 |
3 | 桴海於茂登岳 | 477メートル | 石垣島 |
4 | 古見丘 | 470メートル | 西表島 |
5 | 八重岳 | 453メートル | 本部町 |
石垣島の中央やや北に位置する、標高 525.5 m の於茂登岳は沖縄県で最も高いです。この山以北は山がちであって、山が多く平地が少ない特徴があります。
於茂登岳の山腹から、石垣島最大の宮良川が南流しており、名蔵川が西流し河口に名蔵アンパルが形成されています。
サンゴに囲まれている
石垣島の特徴として、周辺がサンゴで囲まれている点が挙げられます。特に、石垣島の白保エリアで見られる有名なサンゴとして、アオサンゴの群生とハマサンゴが良く知られています。
アオサンゴと聞くと色が青い印象があるかもしれませんが、実際には葉っぱ状の茶褐色のサンゴです。アオサンゴと呼ばれている理由としては、骨格に鉄分が豊富に含まれているため、骨格が青っぽく見えるからです。
通常、サンゴは骨格が石灰質の白色であり、アオサンゴは非常に珍しいものとなります。世界には、約800種類ものサンゴが存在すると言われている中で、石垣島だけで360種程度のサンゴを見ることが可能です。石西礁湖と呼ばれる、日本最大のサンゴの楽園は国立公園にも認定されていますよ。
各所にビーチが点在している
石垣島が人気の理由として、各所にビーチが点在している点も挙げられます。真っ白な砂浜で、どこまでも透き通っているエメラルドグリーンの海が印象的なスポットが多いです。
石垣島のビーチの砂は、大きく分けて2種類存在します。ひとつは海で生成されたものが打ち上げられた砂で、もうひとつが川から流れついた陸地の砂が海に出て堆積して形成されたものです。
海の砂は、主にサンゴが砕けたものやブダイがサンゴを食べて排出したもの、有孔虫の死骸などで構成されている場合が多く、石灰質のもの色は白色となります。一方で、山から流れ着いた砂は赤みを帯びたものや黄色っぽいもの、そして火山質の場合は粘土質のものが含まれて黒っぽい色になる場合も多いです。
山でも石灰岩は採取されるもの、あくまでも地層の一部となり川の上流から下流まで流入する砂がすべて石灰岩になるわけではありません。本州のビーチは山から流入した砂が大半ですが、石垣島のビーチは海から流れてきたものが大半であり、白っぽくなる特徴があります。
石垣島のビーチは、遠浅であり遊泳などを楽しみやすい特徴もあります。
人口の85%は市街地に集中
石垣島では、人口の85%は市街地に集中している特徴があります。八重山エリアの総人口が50,000人程度ですが、その中で石垣島の人口は46,000人程度いて、その内40,000人程度が石垣市街地に住んでいる計算です。
石垣島には繁華街があり、特に 離島ターミナルの近くにある美崎町が有名です。ただし、市街地から5kmも離れると自然が広がっています。
南部平野部ではサトウキビ畑が広がっている
石垣島の南部平野部では、サトウキビを中心とした畑が広がっている特徴があります。起伏に富んだ美しい景色が広がっており、その中を真っ直ぐ走っている道路が印象に残ります。
サトウキビは夏のイメージが強いものの、実際の収穫期は12月中旬から4月頃までです。冬になると、ススキのように白い花穂を出して、成長が止まり糖度が高くなる傾向があります。
石垣島のサトウキビは、主に黒糖やジュースの原料として利用されます。
石垣島の大きさを意識した旅行プラン4選
石垣島を観光する際には、大きさを意識して観光計画を立てる必要があります。特に、八重山諸島を巡るのであれば綿密なスケジューリングが必要です。
ここでは、石垣島の大きさを意識した旅行プランを4つ紹介します。
石垣島を1日で一周するプラン
石垣島を1日で一周するプランを立てる場合、距離感を考えつつ特に緻密にスケジュールを立てる必要があります。そこで、以下のような流れで観光すると良いでしょう。
- 石垣市街地
- 玉取崎展望台
- 平久保崎
- 川平湾
- 御神崎
- 石垣やいま村
- 石垣島天文台
- 石垣市街地
スタートは石垣市街地として、朝9時くらいから出発すると良いでしょう。そして、レンタカーで約40分程度かけて玉取崎展望台を訪問し、軽く観光して30分かけて平久保崎で美しい海を実感してください。
その後、昼食を取りつつ石垣最大の名所である川平湾へ移動して、各所をゆっくりと観光します。ここで、グラスボートに乗るのもおすすめです!
続けて、ほど近い位置にある御神崎に立ち寄って石垣やいま村で各種体験をすると、夜近くなるでしょう。そこで、石垣島天文台で夜空を楽しんで、石垣市街地に戻るプランがおすすめです。
海だけでなく星空も満喫できる1泊2日プラン
初日に石垣島入りして、次の日に帰るパターンの場合、以下の流れで観光すると良いでしょう。
【1日目】
- 石垣空港
- 玉取崎展望台
- 平久保崎
- 川平湾
- 石垣市街地
- 石垣島星空ファーム
【2日目】
- 離島ターミナル
- 竹富島
- ユーグレナモール
- 石垣空港
実質1日半の強行スケジュールですが、海も星空も楽しめるプランです。また、竹富島の観光も可能であり、石垣島とはまた違った雰囲気を味わえますよ。
八重山諸島を巡る2泊3日プラン
2泊3日でスケジューリングすれば、八重山諸島を巡ることも十分可能です。代表的なコースとしては、以下があります。
【1日目】
- 川平湾
- 青の洞窟
- 御神崎
【2日目】
- 仲間川マングローブクルーズ
- 水牛車
- 亜熱帯植物楽園 由布島
- 竹富島
【3日目】
- 石垣島鍾乳洞
- 石垣やいま村
- 石垣空港
石垣島以外の離島では、ホテルこそあるものの基本的に日帰りするプランがおすすめです。よって、2日目に固めて離島巡りして、1日目と3日目は石垣島を観光するのが良いでしょう。
石垣島のすべてを実感できる4泊5日プラン
石垣島のすべてを実感したいのなら、4泊5日は欲しいところです。4泊5日のモデルコースは以下のとおりです。
【1日目】
- 石垣空港
- 石垣島鍾乳洞
- 石垣やいま村
- サキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ
【2日目】
- フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ
- 竹富島
- ANAインターコンチネンタル石垣リゾート
【3日目】
- 石垣島でアクティビティ
- 小浜島
- 石垣リゾート ホテル
【4日目】
- 川平湾
- 平久保崎
【5日目】
- 米原ビーチ
- 川平石崎マンタスクランブル
多くのスポットを巡るだけでなく、それぞれのスポットをゆっくりと楽しめるメリットがあります。また、随所にアクティビティを楽しめるのも良いですね!
大きい石垣島では車での移動が必須!
想像以上に面積が広い石垣島では、基本的に車での移動が必須となります。主な車による移動方法としては、以下があります。
- レンタカー
- タクシー
- バス
各方法について、詳しく見ていきましょう。
レンタカー
石垣島では、主に石垣空港や市街地などでレンタカーを借りることができます。石垣島へのアクセスは飛行機しかなく、船で移動できないため自家用車の持込は困難です。
よって、安く旅行するためにはレンタカーの利用がおすすめです。レンタカーはある程度打数が限られているため、予定が決まったら早めに予約しましょう。
さらに、石垣島ではリゾート気分をより高められるように高級車やオープンカーなどをレンタルできる会社も揃っています。
タクシー
石垣島は観光スポットが多いため、タクシーも多い特徴があります。石垣島にある主なタクシー会社だけでも、以下があります。
会社名 | 住所 | 営業時間 | 特徴 |
三ツ星タクシー合名会社 | 石垣市新川2332-2 | 0:00~24:00 | クレジットカードやQRコード決済、電子マネー決済など幅広く対応 |
観光や貸し切り利用などの要望も聞いてもらえる | |||
株式会社かびら観光交通 | 沖縄県石垣市字新川34番地 | 【予約】8:00~19:00 | 信頼と安心をモットーとして、地元の方の足としてだけでなく石垣島観光のお供としても利用可能 |
タクシー事業部 | 【営業】0:00~24:00 | タクシーは全車黒塗りシートで、高級素材を使用し座り心地抜群 | |
有限会社 川良山交通 | 沖縄県石垣市石垣527-14 | 0:00~24:00 | 安心、安全、快適、丁寧なタクシーをモットーとして、地元の道を熟知し現地の情報を知り尽くしたエキスパートが運転 |
先島交通株式会社 | 沖縄県石垣市八島町1-6-7 | 0:00~24:00 | さまざまなプランを準備し、ベテランドライバーが親切丁寧に対応 |
(名)みさきタクシー | 沖縄県石垣市登野城511-2 | 0:00~24:00 | 市街地でのチョットした移動でも利用しやすい |
合同会社 南西交通 | 沖縄県石垣市大浜139-1 | 0:00~24:00 | 対応遠距離問わず、全車無線配車により親切丁寧に案内 |
有限会社石垣タクシー | 沖縄県石垣市真栄里469-4 | 0:00~24:00 | 車体は青色で猫のマークが付いた表示灯が印象的 |
石垣島でタクシーを利用する場合、以下の方法で利用可能です。
- 空港や港などのタクシー乗り場から乗車する
- コールセンターに電話
- タクシー配車アプリを利用する
- 観光タクシーを利用する
石垣島のタクシーは、乗車した距離により料金が変動する仕組みとなっています。普通車の場合、初乗運賃が1,136mまで500円で、加算運賃として以降463mごとに100円が加算されるのが特徴です。
各スポットまでのタクシー料金の目安は、以下となります。
- 石垣空港から石垣市街:約3,000円
- 石垣市街から石垣島鍾乳洞:約1,000円
- 石垣市街からフサキビーチ:約1,000円
- 石垣市街からマエサトビーチ:約1,000円
- 石垣市街から川平湾::約4,500円
- 石垣市街から青の洞窟:約4,000円
石垣島のタクシー事情は、以下の記事でも詳しく解説しています。
バス
石垣島では、バス会社が2つ運行しています。東運輸は主に市街地のバスターミナルを中心として島内の各地を回る路線があります。
また、川平湾といった有名な観光スポットにもアクセス可能です。 路線バス全線で利用可能で1日乗り放題になるフリーパスも販売されているので、バスを利用した旅行を計画する方におすすめです!
もう一つのバス会社であるカリー観光は、石垣新空港から石垣港離島ターミナルへの直行バスをメインで運航しています。石垣島に到着してすぐに離島ターミナルまで移動する際にぜひ利用しましょう!
石垣島のバス事情については、以下の記事で詳しく解説しています。
Eバイクや電動アシスト自転車の利用もあり!
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石垣島では基本的に車での移動をおすすめしますが、ゆったりと島の雰囲気を楽しみたい場合はEバイクや電動アシスト自転車の利用もありです!石垣島は意外と起伏が激しいため、さすがに普通の自転車で移動するのは難しいでしょう。
最近では、電動アシスト自転車よりもさらに快適に移動できるEバイクは、バイクのような見た目で乗っている姿もかっこよく見えますよ。さらに、運転免許が不要な点も評価できます。
Eバイクや電動アシスト自転車を用いたツアーもあるので、体力と時間に余裕がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
石垣島の大きさに関するよくある質問
ここでは、石垣島の大きさに関するよくある質問について紹介します。
石垣島を車で一周するとどの程度かかる?
石垣島では、東西南北の各所に観光スポットがあります。すべての観光スポットを巡るためには、島内を一周しなければなりません。
石垣島は、周囲の距離は140㎞程度あり、島の形に沿って国道が整備されています。基本的には、島を取り囲むようなシンプルな一本道であり、車で石垣島を一周する場合には約3時間程度かかります。
なお、石垣島には高速道路はなく一般道のみです。
石垣島北部と南部で気候が違う?
比較的サイズの大きな石垣島では、北部と南部で気候が違うかが気になるものです。北部の伊原間と南部の真栄里では、緯度が20km程度の差があり、温度としては0.6℃ほどの違いがあります。
天候についても、北部周辺は雨が降ったとしても南部周辺では降っていないなど、地域差がみられる場合もあります。石垣島には、石垣島地方気象台と呼ばれる地方気象台があり、石垣島だけでなく八重山地方を管轄しているのです。
基本的には、北部と南部で極端な気候の違いはないものの、タイミングによっては若干の差がみられることは覚えておきましょう。
石垣島で電車はない?
石垣島には、電車はなく車での移動がメインとなります。沖縄自体で電車がなく、モノレールが誕生したのも2003年とごく最近です。
石垣島の景観を保つ意味でも、今後も電車が開通することはまずないでしょう。
石垣空港や石垣離島ターミナルは石垣島のどの辺りにある?
石垣島への玄関となる石垣空港は、島の東に存在します。また、石垣島と八重山諸島の各離島を繋ぐフェリーが運行している石垣離島ターミナルは、島の西南に位置しています。
両者はタクシーでは25分、直行バスでは30分程度の距離感です。
コンビニエンスストアはある?
離島と言えば、本州でみられるようなメジャーなチェーン店が存在しないケースが多いです。ただし、石垣島ではコンビニエンスストアとしてファミリーマートが出店しています。
また、ドンキホーテなどの日用品を購入できるチェーン店があるのも特徴です!
大きい石垣島は各所で見どころが満載!
石垣島は、想像以上に大きな離島であり見どころが満載です!特に、美しい海を思う存分味わえるスポットが多い特徴があります。
また、アクティビティ好きにはたまらないスポットとしても欠かせない存在です!石垣島を観光する際には、大きさを意識して綿密に計画を立てることをおすすめします!