3月の石垣島の気温が気になる!服装選びやおすすめのイベント・観光スポットを徹底解説
一般的に、3月と聞くとまだ肌寒い日があるものの、早いところでは桜が咲くシーズンとなります。石垣島は年中暖かいことで知られていますが、さすがに真冬は寒さを感じる場合が多いです。
そこで、3月辺りに観光するのがベストと考える方も多くいます。特に、春休みと重なる3月に石垣島を観光したいと考えている方も多いでしょう!
3月に石垣島を観光する場合、やはり気になるのが気温ですよね。そこで今回は、3月の石垣島の気温やおすすめの観光スポットなどを余すところなく紹介します
3月の石垣島の気候
3月の石垣島を観光する上で、気候はしっかりとチェックしておきたいポイントです!ここでは、3月の石垣島の平均気温や気候、適切な服装などを紹介するので、ぜひ参考にしてください!
3月の平均気温
石垣島の3月の平均気温は、本土と比較すると高めです。1991年から2020年までの平均気温や降水量などのデータをまとめると以下のようになります。
海面気圧 | 平均気温 | 降水量 | 日最高気温 | 日最低気温 | 相対湿度 | |
3月上旬 | 1017.6hPa | 20.0℃ | 48.1mm | 22.8℃ | 17.6℃ | 72% |
3月中旬 | 1016.9hPa | 21.1℃ | 46.2mm | 23.8℃ | 18.9℃ | 76% |
3月下旬 | 1016.3hPa | 21.7℃ | 40.2mm | 24.4℃ | 19.4℃ | 74% |
平均温度が20℃を超えており、日の最低気温も3月上旬でも18℃近いということで寒暖の差が少ない特徴もあります。降水量は46mm程度となっていて、雪が降ることはありません!
以上より、3月の石垣島は比較的暖かめで過ごしやすい気候であると言えます。
3月の天候
石垣島の3月の気候は、先に紹介したとおり降水量としては雨の日が多い石垣島の中では少ないです。沖縄県特有の海風が北東方向から常に吹いているものの、北風のような肌寒さを感じることはありません。
石垣島にはスギ花粉がない関係上、花粉症の人でも過ごしやすい点が魅力的です!また、この時期は台風が発生することはまずなく、スコールも発生しにくい特徴があります。
安定した天気が続くため、観光スケジュールを立てやすい季節と言えるでしょう!
3月に最適な服装
石垣島では、3月になると日中は非常に暖かいため半袖やショートパンツで過ごせます。ただし、3月の前半と後半では気温が大きく変化して、陽射しも変わる傾向があるため、どの時期に訪問するのかによって服装をコントロールしましょう。
特に、朝晩や雨の日は寒く感じる日が多いため、長袖の羽織物を常に携帯指定おく必要があります。アクティビティを楽しむ際には、水着だけでなくウェットスーツを用意しておくことも忘れないようにしましょう。
逆に、日差しが強い日があり日焼けしてしまうリスクもあります。よって、サングラスや日焼け止めも持参することをおすすめします!
3月に石垣島を観光するのはおすすめ?
3月は気候的に過ごしやすく、観光に出かけたいという方も多いでしょう。では、実際に3月に石垣島を観光するのは得策なのでしょうか?
ここでは、3月に石垣島を観光する際に考慮したい料金や混雑具合などを紹介します。
旅行費用が安い
石垣島を3月に訪問する際の費用は、一人あたりで平均76,000円から86,000円程度です。石垣島を訪問する際の平均予算は、4万円から10万円程度と言われていることから、比較的安い価格で訪問できるメリットがあります。
石垣島の旅行費用の傾向として、寒さが徐々に和らいで気候が良くなることに比例して上昇します。また、3月後半は春分の日や春休みなど連休があるため、より価格が上昇するケースが多いです。
3月上旬であれば、2月並みに安く旅行できるため狙い目と言えます!しっかりとタイミングを見計らって、なるべくリーズナブルなタイミングを狙って旅行を計画しましょう。
ハイシーズン直前で混雑し始める
石垣島のベストシーズンは、4月末から5月中旬あたりです。ちょうどゴールデンウィークをはさみ、長期の休みがあるので訪問しやすいという特徴があります。
また、真夏のように暑すぎることはないため、過ごしやすくダイビングなどアクティビティを楽しみたい方に最適です!観光客が多いハイシーズンは、どうしても旅行料金が高く旅行したくても手が届かないという人が多いものです。
そこで、ハイシーズン直前の3月に観光するという方が多い季節でもあります。特に、3月後半には後述するように海開きがおこなわれ、春休みと重なるためかなり混雑して一時的に料金が高くなる場合もあります。
石垣島で3月におこなわれるイベントや見どころポイント
日本列島では、3月は春の幕開けを連想させるようなイベントが各地でおこなわれます。石垣島でも例外ではないものの、本土とはまた違ったイベントが多い特徴があります!
ここでは、石垣島で3月におこなわれるイベントや見どころポイントを紹介するので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
日本一早い海開き
石垣島では、晴れていれば年中泳ぐことができます。ただし、冬場は周辺温度も海水温度も低くなるため、ウェットスーツなどの着用が必須です。
実際に泳げるシーズンとしては3月から11月の間となり、本土より長い期間泳げる点が魅力的です。石垣島で本格的に遊泳できるシーズンを予告するイベントとして、日本一早い海開きがあります。
石垣島では、毎年3月の初めに海開きが行われます。日本一早い海開きや日本最南端の海開きなどの名称で、毎年各ビーチで開催されているのです!
海開きでは、海開き宣言やテープカットの後、一斉に海に入るのが定番です。川平の底地ビーチでおこなわれる「日本一早い海開き」がニュースになることが多く、2022年のオープニングではハーラウフラカレイキニのメンバーがフラダンスを披露して盛り上がりました。
参加費などはかからないため、一緒に海開きで盛り上がりましょう!
石垣島サンゴウィーク
石垣島では、3月5日をサン・ゴと読み替え、3月5日周辺の1ヶ月程度を石垣島サンゴウィークと設定しています。石垣島サンゴウィーク中は、さんご礁の保全やエコ、グリーンツーリズムの普及、そして次世代の人材育成などを含めた観光イベントが続々開催されます。
具体的には、各地でビーチクリーンアップやサンゴの観察体験などのイベントが有名です。2024年は2月23日から 3月17日までおこなわれて、改めてサンゴの魅力を感じることができました!
三線の日
石垣島を含む沖縄エリアでは、3月4日は三線(さんしん)の日と定め、各地で様々な取り組みがおこなわれます。石垣島でも、三線の日に三線大合奏会が執りおこなわれています。
三線とは、中国から伝来した三味線の起源の1つと言われる弦楽器のことです。三線が弾ける方は誰でも参加OKで、聴くだけでも三線の音色を楽しめますよ!
2024年の三線の日には、石垣市の総合体育館におよそ100人の市民が集まるなど開催から20年以上経過して市民にも定着しているイベントとなっています。
ヤエヤマヒメボタル
石垣島では、日本最小のヤエヤマヒメボタルが生息しています。ヤエヤマヒメボタルは、サイズがわずか2mmから5mm程度と非常に小さいですが、小さな体から鮮やかな光を放ち乱舞する姿はとても美しいです!
一般的に、ホタルと言えばきれいな水辺に生息するイメージがありますが、ヤエヤマヒメボタルの場合は落ち葉や腐葉土がある山中で成長するのが特徴です。近年、石垣島の開発が進みヤエヤマヒメボタルの生息数が減少しているものの、バンナ公園ホタル街道などでは3月あたりからヤエヤマヒメボタルの乱舞を見ることができますよ。
石垣島で3月に訪問したい観光スポット7選
石垣島では、3月に観光するのに最適な観光スポットがあります。特に、以下のスポットがとくにおすすめです!
- 川平湾
- 米原ビーチ
- 吹通川
- 名蔵アンパル
- 幻の島
- 平久保埼
- 御神崎
各スポットの詳細は、以下のとおりです。
川平湾
住所 | 沖縄県石垣市字川平 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣空港から車で30分程度 |
駐車場 | あり(無料・有料) |
電話番号 | 0980-82-1535 (石垣市観光文化課) |
川平湾は、沖縄が好きな人であれば1度は聞いたことのある地名として有名です。石垣島の北西部に存在する石崎半島と、小島に囲まれた内海のことを指し、その美しさは沖縄の中でも屈指なものがあります!
波静かな湾内では、緑の小島が点在して「川平湾及び於茂登岳」として国指定の名勝にも登録されています。世界的なガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高ランクとなる三ツ星を獲得するなど、世界的な評価も高いです。
日本唯一の黒真珠養殖地でもあり、琉球真珠として販売されています。残念ながら遊泳禁止区域となりますが、エメラルドグリーンのビーチで思い切り羽を伸ばすのも良いでしょう!
川平湾については、以下の記事でも詳しく解説しています。
川平湾観光の究極ガイド:絶景スポット3選とおすすめグラスボートツアーを紹介!
米原ビーチ
住所 | 沖縄県石垣市桴海644 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣空港から車で35分程度、石垣バスターミナルからバスで50分程度 |
駐車場 | あり(無料・有料) |
電話番号 | 0980-82-2809(石垣市観光交流協会) |
米原ビーチは、石垣島の北部に位置する、白砂ビーチが特徴的なスポットです。ゆったりとした雰囲気があり、海岸線は緩やかな弧を描き、水平線まで続いている青いグラデーションが美しいです!
波打ち際よりカラフルな熱帯魚を見ることができ、国の天然記念物であるヤエヤマヤシの群落も見ることができます。さらに、沖縄県で最も標高の高い於茂登岳の美しい風景を見られるのも良いですね!
潮の流れが早く遊泳危険区域に指定されているので、シュノーケリングしたい場合は要注意です。
吹通川
住所 | 沖縄県石垣市伊原間2-390 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣空港から車で20分程度 |
駐車場 | 橋の手前に無料駐車場あり |
電話番号 | 0980-83-7269(石垣市教育委員会 文化財課) |
吹通川は、石垣島の北東部に突き出している平久保半島に流れる川です。県道79号線沿いを北方へ向かって、伊土名ビーチの近くにあるため合わせて観光するのが定番です!
全長2.2kmの河川で河口付近は淡水と海水が混じり合っている汽水域となります。ここでは、多種多様な生き物が生息しており、見る者を楽しませてくれます。
吹通川周辺のヒルギ群落では、高さ6m以上のオヒルギとヤエヤマヒルギが生育し、「石垣市天然記念物」に指定されて、日本の重要湿地500にも選ばれていることでも有名です!3月になるとカヌーツアーが再開されるので、カヌーに乗りながらマングローブをまじかに見るのも良いでしょう!
名蔵アンパル
住所 | 沖縄県石垣市名蔵 石垣やいま村入口 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣空港から車で25分程度 |
駐車場 | あり |
電話番号 | 0980-82-2809(石垣市観光交流協会) |
名蔵アンパルとは、石垣島の西部に位置にあり、島最大の湾となる名蔵湾の河口付近に広がっている干潟のことです。名蔵アンパルの周囲には、国の天然記念物にも指定されるマングローブがあり、映えスポットとして人気です。
周囲の名蔵大橋から全景を眺めることができ、ベニシオマネキやオキナワハクセンシオマネキ、トントンミーなどの小動物を観察できますよ。ラムサール条約にも登録されており、自然観察だけでなくバードウォッチングや潮干狩り、魚釣りができるスポットとしても人気です。
幻の島
住所 | 沖縄県八重山郡竹富町小浜 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣島から船で30分程度、小浜島・竹富島からは15分程度 |
駐車場 | なし(船でアクセス) |
電話番号 | - |
幻の島とは、石垣島より船で30分程度の位置にある無人島です。正式名称は「浜島」ですが、満潮になると海に沈んでしまうことから幻の島と呼ばれています。
サンゴの欠片と真っ白なサラサラの砂で構成されていて、見ていて非常に美しいです!さらに、周辺海域は通年を通して透明度の海が広がっており、海の色と白い砂浜とのコントラストはSNS映えすること間違いありません。
幻の島は、その美しさからCMや雑誌の撮影でも活用されています。ツアーなどでしかアクセスできず訪問するタイミングが難しいものの、ぜひ一度は観光してほしいスポットです!
幻の島については、以下の記事でも詳しく解説しています。
石垣島と合わせて訪問したい!幻の島へのアクセス方法やおすすめポイントを紹介
平久保埼
住所 | 沖縄県石垣市平久保 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣空港から車で42分程度 |
駐車場 | 無料駐車場あり(10台程度) |
電話番号 | 0980-83-8439 (公益社団法人 石垣市シルバー人材センター) |
平久保崎は、石垣島の最北端にあって悠然と広がる自然の中にポツンと立っている灯台が印象的な観光スポットです。海と空の青と灯台の白、そして緑の植物が絶妙なコントラストを描いているのが印象的です。
石垣島出身の有名歌手である、BEGINをモデルにした映画「恋しくて」のロケ地となったことでも知られています。黒毛和牛の放牧地が近くにあるなど、どこか不思議な雰囲気がある点も魅力的です!
平久保崎については、以下の記事でも詳しく解説しています。
多彩なブルーの景色を堪能!平久保崎(ひらくぼさき)灯台の魅力やおすすめポイントを紹介
御神崎
住所 | 沖縄県石垣市崎枝 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 石垣空港、離島ターミナルから車で35分程度 |
駐車場 | あり |
電話番号 | 0980-82-2809(石垣市観光交流協会) |
御神崎は石垣島西部に突出している屋良部半島にある岬で、石垣島でもトップクラスの絶景を見ることができるスポットです。標高約37mの高台からは、天気が良ければ西表島を見ることができます。
岬一帯にはグンバイヒルガオが自生しており、春にはテッポウユリの白い花が咲き誇ります!また、御神崎の沖合いはダイビングスポットとして有名であり、アクティビティも楽しめますよ。
御神崎については、以下の記事でも詳しく解説しています。
石垣島最西端にある御神崎(おがんざき)の魅力的なポイントを紹介!荒々しい風景が魅力的
石垣島で3月におすすめのアクティビティ
石垣島では、3月にも遊べるアクティビティが満載です!特に、以下のアクティビティが人気でぜひ体験してもらいたいものです。
- グラスボート
- シュノーケリング
- SUP
- ダイビング
- パラセーリング
各アクティビティの魅力的なポイントについて、解説します。
グラスボート
グラスボートとは、船底が透明な素材の船に乗船して、海中の魚やサンゴなどを見ることができるアクティビティです。誰でも気軽に楽しめる点が魅力的で、ファミリーに特に人気となっています。
石垣島で特に人気のグラスボートスポットとして、川平湾が有名です。サンゴの質が高く熱帯魚の種類も豊富であり、カビラブルーと呼ばれる青い海を存分に楽しんでもらいたいものです!
川平湾のグラスボートは、以下の記事でも詳しく解説しています。
【石垣島旅行者必見!】川平湾のグラスボートがおすすめな理由とは?三つ星認定されたスポットならではの魅力を紹介!
シュノーケリング
シュノーケリングは、ダイビングよりも敷居が低く楽しみやすいアクティビティとして人気です。器具のレンタル費用も安く、多くのスポットで楽しめるメリットもあります。
特に、米原ビーチはシュノーケリングスポットとして大人気であり、青の洞窟と合わせてサンゴ礁や熱帯魚を観察しながら楽しみましょう!
SUP
SUPは、サーフボードよりも少し大きめなボードの上に載って、パドルを漕いで海上を移動できるアクティビティです。近年、爆発的な人気を誇っており、石垣島でも多くのSUPを楽しめるスポットがあります。
SUPは安定感が比較的高く、海に転落することなく移動できるのでまだ肌寒いタイミングがある3月にも遊びやすいアクティビティと言えます。
ダイビング
ダイビングはアクティビティの代表格と言える存在であり、海の中を海洋生物などと一緒に泳げる点が魅力的です。石垣島では、周辺の黒島や西表島が絶好のマンタスポットとなっており、ダイバーから絶大な評価を得ています。
また、石垣島海域では3月にはセナキルリスズメダイやアマミスズメダイの幼魚が泳いでおり、この時期ならではの風景を楽しめますよ。
パラセーリング
パラセーリングとは、モーターボートのエンジンを利用してパラシュートをまるで凧揚げのように空高く浮かせて遊べるアクティビティです。水に濡れたくない人や運動が苦手な人でも、パラシュートの操縦が不要なので誰でも遊べる点が魅力的です。
最大3名まで同時に遊べるものもあり、家族やカップルでぜひチャレンジしたいですね!
石垣島で3月でしか味わえない体験をしよう!
石垣島では、3月に入ると気温が高くなり春の到来というよりも夏の訪れに近いイメージで、様々なイベントが開催されます。特に、海開きがおこなわれるのは魅力的であり、アクティビティもより活発化します!
また、美しいヤエヤマヒメボタルをみてノスタルジックに浸るのも良いでしょう。今回紹介した情報を参考に、3月の石垣島を観光してみてはいかがでしょうか?