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魅力的な石垣島に移住したい!移住におけるメリットやデメリット、利用可能な助成金を解説!

石垣島は、観光スポットとして人気の高が高く多くの観光客が訪問されています。また、移住して長く石垣島に住みたいという人も多いのが実情です!

観光などで石垣島に一時的に滞在する場合と、移住して長く住み続けるのでは事情が異なるものです。では、実際に石垣島に移住することでどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

本記事では、石垣島に移住したい人に向けてメリットやデメリットを紹介すると同時に、利用可能な助成金なども併せて紹介します。

石垣島の現状

石垣島への移住を考えている方にとって、石垣島の現状を正しく理解する必要があります。石垣市は、沖縄本島より南西に約410Kmに位置した亜熱帯海洋性気候に属している島です。

八重山諸島における政治や経済、教育、交通の中心地であり、人口は50,000人を超えて順調に伸びている状態です。人口が増加している理由としては、自然動態の差分が増加傾向であること、及び新石垣空港の開港によるアパートやマンションが増加し、世帯数が増えたことが要因であるとなっています。

ただし、国立社会保障・人口問題研究所の試算では、2025 年をピークに人口減少に転じる見込みであり、生産年齢人口の減少や高齢化率の上昇が予想されているのです。石垣市のような離島市町村では、人口減少が進行すると都市機能の撤退や縮小によって、生活利便性が低下するリスクがあります。

そこで、移住・定住支援施策として、人口減少を抑制して石垣島の機能をキープすることが重要な施策となるとして、人口の将来展望を示す「石垣市人口ビジョン」を公表しました。同時に、その実現のための具体的な施策として「石垣市地域創生総合戦略」を策定し、様々な施策を打ち出しています。

石垣島への移住に関する現状

石垣島への移住者に関して、現状どのようになっているのでしょうか?ここでは、実際に移住した人の数と移住したいと考えている人の数を紹介します。

移住した人の数

石垣島を含む八重山地域においては、移住ブームなどがあり増加するなど、地域ごとに異なる人口動態となっています。将来推計で見ると、増加傾向から減少傾向に転じるとみられているのです。

沖縄県人口移動報告によると、2019年の時点では転入が転出を約123人増加しています。大まかなトレンドをみると、以下のような傾向がみられます。

  • バブル経済や移住ブームなどの影響を受けつつ、転入超過と転出超過を繰り返している
  • 転入出を地域別にみると、東京圏が最も多く県外移動の約4割から5割を占めて、次いで関西、九州、中部と続き、東京圏と関西からは流入超過状態である
  • 年齢階級別に純移動数を見ると、男女ともに高校卒業後に進学・就職時する15歳から19歳、20歳から24 歳時に転出超過となる
  • 一方で、大学卒業や就職者などのUターン・Iターンと考えられる25歳から29 歳、30歳から34 歳時に転入超過となる傾向がある
  • 各年の転入者に占めるUターン・Iターンの割合は、4:6から2:8の割合で推移
  • Uターンは500人から1000人/年程度あり、最も多い年齢層は男女ともに 20 歳代である
  • 若年者のUターン率は徐々に低下し、近年は男女共に 51%程度と推計される
  • 近年の観光需要の高まりによりI ターン者が増加している

移住したいと考えている人の数

石垣島を含めた、沖縄県の移住に関するトレンドを見ると、移住希望する市町村は那覇市が26.8%と最も高く、続けて石垣市、宮古島市、竹富町、恩納村と続きます。出身地と移住希望先との関係より、U・I・J ターン及び2地域居住の移住パターンについて確認した結果、沖縄希望者は、I ターンが約半数を占めており、2 地域居住が約3割を占めています。

沖縄以外の希望者では U ターンが4割を占めており、I ターンが約4分の1を占めている状況です。沖縄以外希望者としてみた場合、男女ともにすべての年代でUターンの割合が高くなっており、50代以降において I ターンの割合が高い傾向になります。

移住希望者に対して理由を確認すると、「スローライフ・自分らしい生き方をしたいから」が50%を超えて最も多く、次いで「自然環境が豊富な中で生活したい」、「旅行もしくは一時期住んでいて気に入った場所である」、「心身ともに健康的な生活をしたい」が高い状況です。

以上より、ロハス(健康で持続的なライフスタイル)を挙げる希望者が多い傾向にあります。一方で、沖縄以外の希望者の場合は「自然環境が豊富な中で生活したい」という理由が最も多く、次いで「生まれ育った場所だから」の割合も多いです。

石垣島に移住して良かったこと

石垣島に移住して良かったと感じることとして、以下を挙げる人が多いです。

  • ゆったり流れる島時間を楽しめる
  • 青く透き通った海
  • 他の離島へ遊びに行ける
  • さまざまな出身地の人と知り合える
  • アクティビティを楽しめる
  • 生活に不自由しない

各理由について、詳しく見ていきましょう!

ゆったり流れる島時間を楽しめる

石垣島では、本土と違いゆったりと時を過ごすことができます。都会の幻想を離れて、何かに追われることもなく過ごす日々は、定年を迎えた人のセカンドライフの場所としても最適でしょう。

石垣島では、沖縄本土と同じように島時間と呼ばれる独特な時間感覚があります。のんびりしていて時には待ち合わせ時間に遅刻するケースもあり最初は戸惑うものですが、慣れればそれも石垣島らしいと居心地の良さを感じることができるでしょう。

青く透き通った海

石垣島では、周囲をきれいな海に囲まれています。また、青く透き通った海が魅力的で、心が洗われると感じる人が多いです!

青い海を見ているとリラックスできるという点は、科学的にも実証されていると言われています。沖縄本土とはまた違った海の美しさを、ぜひ実感してほしいですね!

他の離島へ遊びに行ける

石垣島は、周辺の八重山諸島へアクセスしやすい特徴があります。最も近い竹富島へは、高速フェリーが運航しており10分程度でアクセスできるのです。

それぞれの離島によって雰囲気が異なるので、移住しながら散策するのも良いでしょう。特に、幻の島は出現するタイミングがあるため、しっかりと時間帯を狙ってアクセスしましょう。

さまざまな出身地の人と知り合える

石垣島には多くの移住者がいて、石垣島の人口の約1割程度が移住者であると言われています。移住元もさまざまであり、外国人労働者も多くいます。

多彩なバックボーンを持つ人たちと交流することで、また違った見識を持つことができる点を魅力に感じている人も多いです。当然、地元の人とも交流して毎日を楽しく過ごすこともできますよ!

アクティビティを楽しめる

石垣島では、さまざまなアクティビティを楽しめるスポットが存在します。代表的なアクティビティだけでも、以下のようなものがあります。

  • グラスボート
  • スキューバダイビング
  • シュノーケリング
  • サーフィン
  • ボディボード
  • ウェイクボード
  • カイトボード
  • カイトサーフィン
  • SUP
  • カヌー
  • カヤック
  • ヨット
  • 水上スキー

特におすすめしたいのがグラスボートであり、海中の魚やサンゴなどを目の当たりにできます。ライセンス取得する必要がなく、家族みんなで楽しめるのが良いですね!

川平湾のグラスボートについては、以下の記事でも詳しく解説しています。 https://bluecoral-ishigaki.com/blog/136

また、ダイビングも人気で川平石崎マンタスクランブルやマンタシティポイントではマンタと会うこともできます!アクティビティを頻繁に楽しみたい場合、石垣島は最適な移住先と言えます!

川平湾のアクティビティについては、以下の記事でより詳しく解説しています。 https://bluecoral-ishigaki.com/blog/138

生活に不自由しない

離島で生活する際に、お店が少なく困るというイメージを持つ人が多いです。実は、石垣島では大型チェーン店が多く存在し、生活に不自由することはありません。

スーパーについては、大手スーパーから地元密着型のスーパーまで揃っていて、さらにコンビニエンスストアとしてファミリーマートが存在します!

生活用品の購入はドン・キホーテ石垣島店があるなど、ほぼ困ることはありません。生活していく上で車は必須になるものの、島内にはバス網が整っており車が運転できない人でも安心です。

石垣島のアクセスについては、以下の記事でも詳しく解説しています。 https://bluecoral-ishigaki.com/blog/88

石垣島に移住して残念だったこと

石垣島に移住してみて、必ずしも成功するとは限りません。実際に移住してみて、失敗したと感じる場合もあるのです。

特に、以下のポイントで失敗したと感じる場合が多いです。

  • 都会にあるような娯楽が少ない
  • 言葉が違う
  • 食文化が違う
  • 時間にルーズな人が多い
  • 湿度が非常に高くジメジメする
  • 虫が多すぎる

各理由について、詳しく解説します。

都会にあるような娯楽が少ない

石垣島では、一通りのお店が揃っていて生活に困ることは少ないです。一方で、娯楽という観点で言えば都会であるようなものは存在しません。

たとえば、ボーリング場やバッティングセンター、カラオケがありパチンコ店も少ないものの存在します。一方で、映画館がないなど都会では考えられないものです。

スローライフではなく、都会のような生活をしたい人にとっては、石垣島は最適な移住先とは言えません。

言葉が違う

沖縄地方の言葉は「ウチナーグチ」と呼ばれており、〇〇弁と呼ぶ機会は少ないです。代表的な言葉としては、沖縄の人たちを「ウチナーンチュ」、石垣島や離島の島の人のことを「シマンチュ」と呼びます。

さらに、沖縄以外の本土のことは「内地(ナイチ)」と呼ぶなど、独特な言葉の文化があるのです。極端に言葉の違いは感じられないものの、特に地元に根付いた年配の人の言葉は最初は理解できないこともあるでしょう。

食文化が違う

石垣島では、チャンプルーや沖縄そば、ラフテーといった独特の料理が多いです。特に、豚足を食べる文化がありますが、慣れない方にとっては抵抗があることでしょう。

飲み物で見ても、さんぴん茶やアイスティーが主流となっていて、本土とはまた違った分があります。さらに、お酒は泡盛がありハブ酒も有名です。

ほかにも、定食屋などでは「おかず」というメニューがあるなど、食文化の違いに戸惑ってしまうことがあります。

時間にルーズな人が多い

石垣島には島時間があり、ゆったりと時が流れる点がメリットとなる一方で、時間にルーズな人が多いデメリットもあります。個人で約束した時間に遅れるのは当たり前のようになっているだけでなく、業者なども同様に時間にルーズな傾向があります。

たとえば、家電を購入して設置してくれる約束に遅れることもあります。さらに、遅れているため問い合わせると「あとからまわってくる」などの言葉があっても、それも信用できない場合もあるのです。

湿度が非常に高くジメジメする

石垣島では、常に湿度が高くジメジメします。関東と比較すると、平均して10%以上湿度が高い傾向があります。

高湿でジメジメすると、単純に不快なだけでなくカビが発生しやすい点も懸念されるのです。

虫が多すぎる

石垣島では、人間だけでなく虫や動物にとっても住みやすい場所です。また、独特な気候もあって本土には見られない大きな虫や動物も多くです。

家の中にも虫が入り込むことがあるため、虫が苦手な人にとっては辛いと感じる場合があります。また、石垣島にもハブが生息しており、道端などで遭遇することもあります。

石垣島に移住するための準備

石垣島に移住するためには、相応の準備が必要です。以下のステップにより、移住の準備を進めましょう。

  1. 移住する目的を明確する
  2. 居住エリアを大まかに決める
  3. 移住後の仕事を決める
  4. 体験ツアーなどに参加する
  5. 物件探しをおこなう
  6. 引っ越しの準備をして引っ越しする
  7. 生活に必要なものを準備する
  8. 各種手続きをおこなう

各ステップについて、詳しく解説します。

移住する目的を明確にしよう

最初に、石垣島になぜ移住したいのかの目的を明確にしてください。たとえば、毎日を海に囲まれて暮らしたい、セカンドライフを楽しみたいなどの理由があるでしょう。

目的が明確になっていないと、ただ移住しただけで失敗したと感じる場合も多いので、最初のステップで明確にしましょう。

居住エリアを大まかに決める

次のステップでは、居住するエリアを大まかに決めます。エリアによって家賃相場が異なり、また利便性も大きく変動します。

石垣島を4つのエリアに分類した場合、以下のような特徴があります。

エリア 特徴
南部 開発が進んで石垣島の中でも栄えたエリア。病院や大型商業施設も多数存在する。
北部 自然豊かなエリアが多く、離島暮らしを楽しみたい人におすすめ。
東部 島内中心部より車で15分から20分程度と好立地にある。赤瓦屋根の家屋やサンゴの海など、伝統を感じる風景を楽しめる。
西部 川平湾を筆頭に、景観の良い有名スポットが多い。お試し移住者も多いため、馴染みやすい特徴がある。

以上の特徴より、自分にとってベストな居住エリアを見つけましょう。

移住後の仕事を決める

定年退職後に悠々自適な形で石垣島に居住する場合、特に収入が無くても良いでしょう。一方で、若い世代が石垣島に移住する場合、職探しは必須となります。

必ず石垣島の中で雇用される必要はなく、テレワークで働くことも可能です。チャレンジ石垣島と呼ばれる、テレワーク支援施設があるので新たにテレワークで働く場所を探す方法もおすすめです。

一方で、石垣島は最低賃金が低いため地元企業で雇用されて生活するのは難しいものです。ただし、企業によっては社宅が用意されている場合があり、賃金が安くても家賃を抑えることができますよ。

体験ツアーなどに参加する

写真や動画などで石垣島の雰囲気を知ることができても、細部まで確認することはできません。そこで、体験ツアーなどに参加して実際に現地を確認することも重要です。

移住体験ツアーは継続的に実施されており、実際に参加した方が移住したという事例も多くあります。

物件探しをおこなう

住むエリアと職をある程度決めたら、物件探しをおこないます。物件探しは、不動産会社やインターネットなどで探すことができます。

移住に関係なく、新居を探す際には内覧などをおこなって理想に近い住居であるかをチェックしましょう。

引っ越しの準備をして引っ越しする

移住が正式に決まり、住居も確保できたら引っ越しの準備を進めましょう。引っ越し時は引っ越し業者に依頼するのが一般的ですが、東京から石垣島に引っ越す場合の費用相場は30万円から35万円程度です。

ただし、石垣島のような離島に引っ越す場合、時期によって大きく費用が異なる場合があります。特に、繁忙期の場合は割高料金になるので時期も選んで引っ越しすることをおすすめします。

また、石垣島への引っ越しは通常よりも時間がかかる場合があるので、その点も見込んでおきましょう。

生活に必要なものを準備する

引っ越しが完了したら、そのほかに生活に必要なものを準備します。石垣島には、エディオンやベスト電器などの大手家電チェーン店があるので、家電を揃えるのには苦労しないでしょう。

また、沖縄県内でメジャーなホームセンターであるメイクマンもあるので、家具なども揃えることができますよ。

各種手続きをおこなう

移住手続きの最後のステップでは、各種手続きをおこないます。代表的な手続きが転出届と転入届があり、転出届は石垣島へ移住が決まり引越しの14日以内に移住する前に住んでいる場所の役所で転出届を届出しておく必要があります。

一方で、転入届は石垣島へ住み始めてから14日以内に、石垣市市役所の市民課で転入届を届出してください。ほかにも、以下の手続きが必要になる場合があります。

  • 印鑑登録届
  • 国民健康保険・国民年金の加入
  • 運転免許証の変更

石垣島に移住する場合に活用したい助成金・制度

石垣市では、より多くの人に移住してもらうために、各種助成金や制度を用意しています。特に、以下を活用することでよりお得に移住できるでしょう。

  • 離島保育士確保総合対策事業
  • 石垣市空き家バンク制度
  • こども医療助成制度
  • 離島住民カード

各助成金・制度について、詳しく解説します。

離島保育士確保総合対策事業

島外保育士誘致支援事業補助金は、保育士を確保するための施策であり、以下の条件を満たす人が利用できます。

  • 採用時点の年齢が満60歳未満の保育士であること
  • 既に石垣市外に居住している、もしくは石垣市外へ居住していたもので、保育士として勤務するために石垣市内に転居してきたもの(但し竹富町在住者は対象外)
  • 石垣市内の保育施設等への就職が決まっているもの
  • 石垣市内の保育施設等で週30時間以上かつ2年以上の勤務に同意するもの

以上を満たす場合、県外から石垣島へ移住に対して一律50万円、県内から石垣島へ移住する場合は一律40万円が付与されます。

石垣市空き家バンク制度

石垣島への移住を推進するための制度として、石垣市空き家バンク制度があります。これは、空き家になっている住居を登録し、住居を探している方とマッチングする制度です。

石垣市空き家バンク制度では、単にマッチングするだけの制度ではなく以下の条件を満たせば改築費用を最大50万円補助してもらえます。

  • 石垣市空き家バンクに登録した物件であること
  • 補助金交付年度から3年間移住促進のために活用すること
  • 補助金の交付は同一物件について1回限りとする

こども医療助成制度

石垣市では、保護者の経済的な負担を軽減して子どもの健全な育成を図る目的で、子どもの医療費を助成するこども医療助成制度があります。これは、子どもが病院などで診療した場合に自己負担した医療費について、保険診療の範囲内で保護者の方へ助成する制度となります。

こども医療費の助成を受けられる子どもの条件は、以下のとおりです。

  • 石垣市に住所を有する18歳までの子
  • いずれかの健康保険に加入していること

なお、2023年4月より石垣市こども医療費助成制度の給付対象年齢が18歳までに拡大されており、さらに使いやすくなっています。石垣市のこども医療費助成の対象となるためには、こども医療費助成の資格を取得しなければならないため、忘れずに申請しましょう。

離島住民カード

離島島民カードとは、正確には沖縄県離島住民割引運賃カードという名称の助成制度です。離島住民の交通コスト負担軽減事業の一環で、離島住民のために設けられた運賃で購入可能なカードです。

対象航空路線は石垣~那覇・宮古・与那国間であり、石垣~東京など空路では利用できませんので注意しましょう。また、石垣市役所の市民課で申請して物理カードを作成する必要がありますが、発行手数料が300円かかります。

それでも、頻繁に石垣島外に移動する、帰郷する機会が多い移住者はぜひ作成したいカードです!

石垣島に移住する場合の注意点

石垣島に移住する際に、特に以下の点に注意して移住先を決めるなどの準備が必要です。

  • 家賃相場が高い
  • 給与水準が低い
  • 生活していくためには車が必須
  • 移住者と地元住民との間でトラブルが発生する可能性がある
  • 虫や動物と共存して生活しなければならない
  • ウチナータイムへの理解が必要
  • 塩害に注意する

各注意点についての詳細は、以下の通りです。

家賃相場が高い

石垣島で住居を探す際に、家賃が高いことは覚悟しなければなりません。一人暮らし向けのワンルームなどで4万円台、ファミリー向けの2LDKから3LDKなどの場合は8万円台と、都心と比較しても高めです。

石垣島は離島だから家賃は安いと想像しがちですが、実態は真逆ですので注意しましょう。

給与水準が低い

石垣島は家賃相場が高い一方で、給与水準が低い傾向にあります。これは、石垣島だけでなく沖縄県全体の問題であり、2023年10月現在沖縄県の最低賃金は896円です。

この金額は全国最下位であり、平均的な収入額も当然低い数値となっています。最低賃金だけで比較すると、最も高い東京都と比較して200円近い差がありますが、先に紹介したように家賃相場は東京よりも高く生活していく上で苦労することが多いです。

生活していくためには車が必須

石垣島ではバス網が整備されているものの、日常生活を送る上で車が必須となります。特に、ファミリーで石垣島に住むとなったら通学や通勤、ちょっとしたお出かけ時などで車がないと不便です。

道路は観光シーズンになると一部で渋滞がみられるものの、都心と比較してスイスイ移動できるため、もし免許証がない場合は取得して移住に臨むと良いでしょう。

移住者と地元住民との間でトラブルが発生する可能性がある

郷に入っては郷に従うという言葉があるとおり、移住者は石垣島のことを理解して、その生活に馴染む必要があります。石垣島でも、村八分とまではいかないものの地元住民との間でトラブルが発生するリスクがあることは否定できません。

特に、騒音などでトラブルが発生するケースが多く見られます。よって、事前に居住エリア周辺の口コミ情報などをチェックしておくと良いでしょう。

虫や動物と共存して生活しなければならない

石垣島に住む際には、虫や動物と共存して生活することを覚悟しなければなりません。特に、ゴキブリが多い場合があるので虫嫌いの人は移住に向いていないと言わざるを得ません。

多少ゴキブリが発生しても良く、駆除できるという人であれば問題なく生活できるでしょう。

ウチナータイムへの理解が必要

石垣島では、島時間への対応が必要となります。島時間のことをウチナータイムと呼ぶ場合もありますが、相手が多少遅刻したとしてもてーげー気質であることを理解し、「なんくるないさー」の気分で許してあげましょう。

また、より石垣島に馴染んで生活していくためには思い切って自分自身も遅刻するなどでバランスを取ると、お互いストレスなく付き合っていけるでしょう。

塩害に注意する

石垣島は周辺が海に囲まれている関係上、潮風にあたりやすいものです。そこで、生活していく上で塩害対策が必須となります。

特に、車を保有している場合は錆対策が必須となるので注意しましょう。

石垣島は一度は住んでみたい魅力的なスポット!

石垣島は、想像以上に物価が高く給与水準が低いデメリットがあるものの、自然が好きな人にとって一度は住んでみたいものです!特に、アクティビティを楽しみたい人にとっては、年中遊べるスポットがあるのでおすすめです。

移住者に対しての助成金制度などもあるため、ぜひ活用して石垣島への移住を検討してみてはいかがでしょうか?